「ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>」を読んだ
November 29, 2013
何故これを借りたのか全く覚えてなくて、
流し読み程度で読んでいたのですが大変興味深い書籍でした。
将来の自分の社会との関わり方に疑問を抱いていたので
今後の物事の指標を置くための補助としての情報として、役立てられればと想います。
訳者あとがきの一節が大変すばらしくまとまっていましたので
備忘録の為に抜粋させて頂きます。
略) 私たちが働き方をどう<シフト(転換)>させるべきかを提案する。
<第一のシフト>は、一つの企業の中でしか通用しない技能で満足せず、高度な専門技能を磨き、ほかの多くの人たちから自分を差別化するために「自分」ブランドを築くこと
<第二のシフト>は、難しい課題に取り組む上で頼りになる少人数の盟友グループ(ポッセ)と、 イノベーションの源泉となるバラエティに富んだ大勢の知り合いのネットワーク(ビッグアイデア・クラウド)、そしてストレスを和らげるための打算のない友人関係(自己再生のコミュニティ) という、三種類の人的ネットワークをはぐくむこと
<第三のシフト>は、大量消費主義を脱却し、家庭や趣味、社会貢献などの面で充実した創造的経験をすることを重んじる生き方に転換すること。
物質的にも精神的にも裕福ではなかった時代があって、
物質的に裕福になった一部の地域ができてきた時に、精神的に裕福になるためには
過剰に物質的欲求を満たすのではなく、社会貢献や、家族、仲間との時間を過ごす
方向に流れていくのは自然かなとは思います。
先人の経験や慣例から得られるものと、これから先の大きな変化と
自分が何ができるか、というものを並べて、常に問いながら、
なるべくならその選択が、自分を含めた環境にとって
最善の選択になるように生きていければよいですね。