「スクラム実践入門」を読んだ

May 8, 2015

スクラム実践入門 ── 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス (WEB+DB PRESS plus)

スクラムをやったことはない。けどこれを読んで
スクラムやらアジャイルやら言われているものの、体系的な基礎的な知識と
先人たちの貴重な体験を学ぶことができてとても素晴らしい本だった。

個人的に本当に導入しようと思ったら、やはり一度お金払って
知見を吸収してから行うか、インストラクターっぽい人を呼んでやるのが
一番良さそうだなと感じた。

“人間が集まれば集まるほどろくなことが起きない”という持論があるが、
スクラムやらアジャイルやら型を決めてその中で業務を遂行することで、
人間が集まる欠点を補うことができるのかな、とか考えた。

ただ、意識高い人がこの本を読んで所属しているグループに導入しようと考えると

  • グループ全員が同じようにグループに改善が必要だと感じて導入に積極的である
  • グループの権力を持った人間はグループに改善が必要だと感じているが他のメンバーは必要に感じていない
  • グループの権力を持たない人間はグループに改善が必要だと感じているが権力を持ったメンバーは必要に感じていない
  • グループの権力を持たない一部の人間がグループに改善が必要だと感じているが、グループ全体では感じていない

みたいな背景があったりすると思う。少人数でも全員がグループに問題がないと感じていれば
改善することはないだろうし、人数が多くても全員がグループに改善が必要だと感じており、
行動をする術を探しているようなら改善される可能性は十分にある。

いきなり全部をやって全部が成功するわけではないが
少なくとも改善が必要な現場にいるので、できるところから色々やっていこうと思った。