もうやんカレーお持ち帰りという解脱の境地

December 8, 2015

この記事はカレー Advent Calendar 2015の9日目の記事です。

今、とある事情で都庁前で働いているが、都庁前、空間設計が素晴らしく
まるで洗練された欧州の町並みを感じさせる(実際は地上と地下という概念があってファンタジー)。

そんな都庁前では、多種多様な飲食店があり、食べることにはまず困ることはない。
しかし、どうしても1000円前後の出費がかかってしまう。
それを避けたければ牛丼屋か、コンビニ、ビル内にある弁当屋で食べるという選択肢もあるが
どうも満たされない。そんな経験は誰にでもあるだろう。

そこで私がおすすめしたいのはもうやんカレーである。
もうやん?あそこはランチ1,000円だろ?何書いちゃってんのコイツ?
などと思われる方は題名を読んでくれ。お持ち帰りの話をしたいんだ。

お持ち帰り?カレー食べ放題のビュッフェという楽園を捨てて
貴様は何をほざいているんだ?と思われる方は年末年始は是非お寺に行って
煩悩を取り払ってくれ。

個人的にもうやんカレーの唯一のデメリットは「食べ過ぎてしまうこと」だった。
何故ならもうやんカレーはビュッフェスタイルを取っており、カレーが飲み放題なのだ。
これは仏教でいう三毒の中のひとつ、「貪」に該当するものだ。

何故、薬膳カレーのもうやんカレーをたべたのに毒を得る必要があるのか。
私はもうやんカレーを食べる度に悩み苦しんでいた。

そして、食べ終わった後オフィスに帰ると、食べ過ぎた反動で頭が働かなくなっているのだ。
私は怒りに震え、キーボードで頭を何度も叩き割ろうとした。「瞋」だ。

壊れたキーボードを眺めながら、冷静になった時に激しい後悔に襲わる。
「俺は地獄へ行く必要があるんだ。俺みたいなどうしようもない奴はどうせ地獄行きだ」
と愚痴り続け、仕事さえもままならない状態に至ってしまう。「癡」だ。

本来最高の食物であるもうやんカレーを食べることで、自己の制御ができず
貪り、怒り、愚痴り、私はいつも三毒の中心で悩み苦しんでいた。

そんなある日、同僚のエンジニア(仏陀)が言った。
「おもちかえりしましょう。630円で箱に詰めるだけなんで食べ過ぎないですよ」

これは悟りであり、解であった。目の前は大いなる光に包まれ
祝福の鐘は鳴り響き、心はどこまでも高く舞い上がっていった。

ということでもうやんカレーのおもちかえり630円、おすすめです。
個人的に米なし大量チキンでやらせて頂いています。

解脱が具現化された様子です🍛

A photo posted by kenjiskywalker (@kenjiskywalker) on